ロブ・ハーヴェイ(元ミュージック)とのD.O.T.結成を経て、2017年にストリーツ名義の活動を再開していたマイク・スキナーが、ミックステープ扱いながらも2011年の『Computers And Blues』以来となる楽曲集を投下。アイドルズを招いた表題曲やテーム・インパラとの“Waiting For It To Stop”、他にも期待株ミス・バンクスら多方面とのリンクをコンパイルした作りはミックステープらしいところで、近年のUKラップの盛り上がりやUKG復権とも自然にシンクロする芯の太さがやはり頼もしい。クリス・ロレンゾとのドラムンベース“Take Me As I Am”やドネイオらとのバンピンなガラージ“I Wish You Loved You As Much As You Loved Him”など、往時を連想させる快速のダンス・トラックが却って新鮮だ。