ハウスからレトロ・ソウルまで多方面にアクセスするUKのR&Bシンガーがデッカに移籍して放つ約4年ぶりの新作。気鋭のトロイ・ミラーと大御所のピーター・ヴェセッテの制作で、先行シングル“River” を筆頭に勇ましくスケールの大きい曲が目立つ今回は、持ち前の逞しいヴォーカルにも闘志が漲る。ゴスペル風のコーラスも味方にして感情の赴くままに歌い上げる表題曲や“Candle” など、かつてなく自信に満ちた一枚だ。