ノルウェー出身のラッパー/トラックメイカーによる3年ぶり2作目。ローファイ・ヒップホップ的に聴き流すこともできるが、その心地良さを醸す要素は独特だ。ニューエイジ的な癒しを与えるシンセの音色にフュージョンやAOR風の小洒落たコードが進行し、それらを重心の低いビートと抑揚を控えたラップが整える。Sasacのギターが柔らかく鳴る“Hope/Nope”のまどろみと温かみも素晴らしい。マインドデザイン、ジョイス・ライスらが参加。