クラウド・ラップの草分けとして知られたストックホルムのサッド・ボーイが、ミックステープを挿んで3年ぶりの新作を発表。憂鬱な音像と内省的な語り口のメランコリックな蠢きで終わりのない悲しみに引き込む手管は変わらず。もう新奇さはなくとも、とりとめなくメロディーを口ずさむ“Boylife In EU”や素朴な終曲“Put Me In A Spell”の奇妙な煌めきには惹かれるものがある。表題曲にはアリエル・ピンクが参加。