多彩な曲調に挑んだ前作に続くのは、レゲエ回帰を掲げた2年ぶりのアルバム。BOOGIE MANらと変則〈Answer〉 を乗りこなすラバダブ・スタイルの冒頭曲からしてその狙いは明確です。70~80年代のダンスホール愛に溢れたオケと湿り気のあるハイトーン歌唱がマッチし、デジタル期のジョン・ホルトを彷彿とさせる瞬間も多々。特にアンチを一蹴する“お前はレゲエじゃない”は何度聴いてもスカッとします。