落日飛車、Four Pens(四枝筆樂團)、DSPS、The Fur.など、昨今台湾から優れたインディーポップ・バンドが数多く生まれている。2020年にファースト・アルバム『Water Can Go Anywhere』をリリースしたHuan Huan(緩緩)もそれらのバンドのうちの一組。ドリーム・ポップ、フォーク、ギター・ポップを網羅した今作はどの楽曲もジャンルレスなサウンドでありながら、ヴォーカル、ココ・シャオ(Coco Hsiao)の伸びやかな歌声を軸として、緩やかに、心地よく纏まっている。3月にはアナログでのリリースも決定。盤に針を落として、ゆっくりと聴き惚れたい一枚。