モーツァルトの名曲をモチーフに紡がれる、美しいピアノ・トリオ作品です。クラシックの演奏でも数々の受賞歴を持つウクライナ人ピアニスト、ディミトリー・ナイジッチによる最新録音。彼は前作ではバッハを取り上げており、ジャック・ルーシェやオイゲン・キケロらの作品で親しまれてきたクラシック・ミーツ・ジャズなスタイルをひとつ先へと進めています。“きらきら星”などのおなじみの旋律が、時に繊細に、時にアクロバティックに表情を変えてゆく一枚。スタインウェイDの音色、高度な即興演奏をじっくりと楽しめる、幅広い音楽ファンにおすすめしたい仕上がりとなっています。