ティーンでシンガー・ソングライターとして脚光を浴び、コンスタントに重ねてきたミニ・アルバムも4枚目。ウェットな情念系の“君が普通に生きてるなんて嫌だ”もあれば明るいウェディング・ソング“Letter”、ノスタルジックな“青春のフィルター”など、世代的な瑞々しさに寄りかかりすぎない物語には好ましい普遍性がある。なかでも時代のムードを反映しつつ自己肯定感をフロウする“ウシロマエ”のマイペースな軽やかさがとてもいい。