スウェディッシュ・デスの雄による7枚目のアルバムは、自身の音楽的可能性を追求した野心漲る一枚だ。無慈悲な攻撃力はキープしたまま、バンド演奏以外の要素を盛り込み、ドラマ性に磨きをかけた奥深い表情にも惹かれる。サックスの挿入に驚く“Garden Of Cyrus”、荘厳なオーケストラを用いた“The Abstract Enthroned”など、ストーリー性に長けた曲展開もセンス抜群。日本盤はライヴ音源9曲入り。