名ドラマー、ウィリー・ジョーンズ3世の新作は惜しくも世を去った偉大なアーティストたち、そして彼のキャリアに多大な影響を与えた共演者でもあったロイ・ハーグローヴやラリー・ウィリスらへのトリビュート。ンドゥグ・チャンクラーに捧げる素晴らしいソロで幕を開けます。伝統を体現したジャズ演奏の魅力に溢れ、バラードやヴォーカル曲を配したアルバム全体の流れにまで入魂を感じる1枚です。ジェレミー・ペルトら参加メンバーそれぞれが好演、ピアニストが曲によって新世代の星アイザイア・J・トンプソン、または巨匠ジョージ・ケイブルスとなっていて、こちらも聴きどころです。