ノイバウテン好きがほくそ笑むであろう呪術的な邪悪さを埋め込んだ、サイバー・パンクなオープニングから大興奮の全6曲。インダストリアル~EBM〜ポジパンといった基盤はそのままに、この新作では暗黒テクノなビートを全体的にフィーチャーした印象だ。スラッシーなハードコア~鈍色のダブ~デスEDMなど、多彩なアプローチのゴシック・ダンスが楽しめる。サティのピアノを重ねた美しいミニマルが残す、陶酔的なエンディングもいい。