47都道府県ツアーに海外フェス出演、そして日本武道館ワンマンと加速し続けるGEZANが7枚目のアルバムを完成。バンドの演奏はミニマルな要素を強め、シンセやエレクトロニクスにエディットも用いて、生き物のように姿を変えていく。近作のヒプノティックなダンス・グルーヴや、人の声で組み上げたトラックなどもありつつ、虚飾を排したネイキッドな音を内田直之のエンジニアリングが立体的に響かせる。人間性と自由を尊び、愛の意味を再定義するような詞と、マヒトゥの歌声はいつになくシリアスで優しい。世の不条理に抗い、本当に大切なものと誠実に向き合った作品だ。