約7年ぶりのリリースとなった11枚目のアルバムは、近作のオーケストラを押し出した大作主義から一転、90年代の名盤『Imaginations From The Other Side』を思わせるアグレッションを取り戻した覇気漲る一枚に仕上がった。ハンズィ・キアシュの男臭い歌声とクワイア・コーラスが溶け合い、緻密なアレンジで駆け抜けるファスト/パワフルな音像は多くのファンが求めていたものだろう。会心作と言っていい。