ブラッド・メルドーに師事し、その師匠に〈透明度が高く、とても新鮮で明確な作曲スタイルを持っている〉と言わしめたピアニスト。メルドーからの影響を感じさせる自身のトリオでは2016年に初来日も果たしている。本作はECMから初となるカルテット作のリリース。脇を固めるのは自身のトリオでも共に活動してきたベーシスト、ジェローム・ルガールの他、現代のECMを牽引するトランペッター、マティアス・アイクや、ドラマーのマヌ・カッチェといった豪華な布陣。ロマンティシズム溢れるトランペットと、透明度の高いピアノの珠玉のアンサンブルによる甘美な音世界が広がっている。