ジャズ・ピアニスト、本田竹広(竹彦・竹曠)の未発表のライヴ音源が初CD化。録音は1969年9月26日、紀伊国屋ホール。自己の初リーダートリオによる初ライヴになり、メンバーはドラムに村上寛、ベースに萩原栄治郎、ゲストで峰厚介、今井尚、伏見哲夫が参加している。本田竹広といえば1972年に発売された傑作『ジス・イズ・ホンダ』の印象が強烈だが、その前史といえる時代のトリオの音源は少なく、この歴史的な音源が発売された事は奇跡に近い。信じがたいほど美しい“Quiet sea”、圧倒的な演奏の“破壊と叙情”等、全6曲収録。村上寛と本田珠也の対談も収録。