前作でのラテン接近モードを残しつつ、今作で主なモチーフとなるのは90年代ダンス・ミュージックで、スキャットマン・ジョンをサンプリングしつつダディ・ヤンキーを迎えた“Bailar Contigo”の仕上がりが象徴的か。他曲も90年代ハウス風味が強めで、ゲッタとシャキーラを迎えたBEPらしいEDM歌謡な先行曲が逆に浮いて聴こえるほどだ。オージェイズの80sディスコを引用したボーイズ・ノイズ製の“Dance 4 U”なんて曲もグッド。