藤谷千明と蟹めんまの著書『バンギャルちゃんの老後 オタクのための(こわくない!)老後計画を考えてみた』が2023年3月24日(金)に刊行される。

事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社LIFULLのグループ会社で、日本最大級の老人ホーム検索サイト〈LIFULL介護〉を運営する株式会社LIFULL senior。そのオウンドメディア〈tayorini by LIFULL介護〉で好評連載中の〈バンギャル老人ホームへの道〉と〈ヘドバンしながら老後を考える〉が今回、ホーム社によって書籍化される。

『バンギャルちゃんの老後 オタクのための(こわくない!)老後計画を考えてみた』は、〈老後はオタク仲間で助け合いながら暮らしたい!〉〈家族にとらわれず、気の合う友だち同士で暮らしたい〉といった、女性たちを中心に近年よく挙げられる〈理想の老後は実現可能なのか?〉を考える一冊。アラフォーのライター&漫画家コンビが介護業界に取材していく、体当たりルポエッセイになっているそうだ。

『バンギャルちゃんの老後』の著者は、藤谷千明と蟹めんま。藤谷は、2月に文庫化されコミカライズ版単行本の刊行や第2期がスタートしたことも話題の『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』の著者で、『すべての道はV系へ通ず。』『アーバンギャルド・クロニクル「水玉自伝」』といった著書・共著書でも知られているライター。いっぽう蟹めんまは、累計10万部を突破している人気エッセイ漫画『バンギャルちゃんの日常』の作者だ。本書は、そんな2人による、気軽に楽しめてためになる〈老い支度〉の入門書だという。

書籍化を記念して、〈tayorini〉では、藤谷と蟹めんまへのインタビューが3月13日に公開されている。連載開始から約4年間でもっとも印象に残ったエピソードや、刊行に向けた思い、親の介護が気になりはじめた同世代のバンギャルたちへのメッセージなどが語られているので、ぜひチェックしてほしい。

老いや老後は、誰もが避けては通れないもの。『バンギャルちゃんの老後』は、それぞれが夢中になっているものを大事にしながら、明るい未来、そして現在を気軽に楽しく考えるヒントに満ちた本になっていそうだ。

 


BOOK INFORMATION

藤谷千明, 蟹めんま, LIFULL介護 『バンギャルちゃんの老後 オタクのための(こわくない!)老後計画を考えてみた』 ホーム社(2023)

発売日:2023年3月24日(金)
価格:1,320円(税込)
ISBN:9784834253672

CONTENTS

■本書のポイント

【当事者感覚】藤谷氏は、オタク女子4人でルームシェア生活をしながら、訪問介護職にも従事。独自の経験を活かして、枠にとらわれない検証が可能に。蟹めんま氏は、本企画を進める最中に祖父の介護・看取りと、父親の急逝を経験。当事者感覚をもとにしたリアルな気づきが満載。

【オタクならではのユーモアと実用性】バンギャル(=ヴィジュアル系バンドのファンの総称)のふたりが、長年培ったオタク・ネットワークを駆使して取材した結果、介護・老後の書籍には珍しいギャグやユーモアが満載。漫画も挿入し、若い世代から老後・介護について気軽に考えるきっかけを創出する。〈オタクは慰めより先に有益情報のURLをくれる〉(本文より)ゆえ、実用性の高さも兼備。

【業界大手〈LIFULL介護〉監修】日本最大級の老人ホーム検索サービス〈LIFULL介護〉が監修。介護保険制度や老人ホームの種類など、詳しい解説も収録。

■取材協力

・佐久間洋子さん(那須まちづくり広場「みとりえ那須」)
・近山恵子さん、佐々木敏子さん(那須まちづくり株式会社/「Oil」編集部)
・山本武尊さん(地域包括支援センター)
・大島暁美さん
・シマあつこさん
・オバンギャ大家さん
・コクヨ株式会社さん
・並木靖幸さん(NPO法人高齢者安全運転支援研究会)
・鈴木心さん(HEART BEAT FITNESS)
・雨宮純さん

 


PROFILE: 藤谷千明
81年生まれ。自衛官、書店員などの職を経てフリーライターに。バンギャル歴は約四半世紀。著書に『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』などがある。介護職員初任者研修を取得し、訪問介護にも従事する。

PROFILE: 蟹めんま
漫画家・イラストレーター。奈良県出身・在住。バンギャル歴20年以上。著書に『バンギャルちゃんの日常』『バンギャルちゃんの挑戦』などがある。介護職員初任者研修修了。

 


■〈ヘドバンしながら老後を考える〉とは
2019年4月より〈tayorini〉にて連載がスタート。バンギャルでライターの藤谷千明氏、イラストレーターの蟹めんま氏が、趣味に生きる人の視点で介護や老後にまつわる様々なトピックを取材する連載です。開始から4年が経ち、〈tayorini〉では公開されるたびに週間PVで1位を記録するほどの大人気コンテンツになりました。なぜ介護の専門サイト〈tayorini〉で本連載がスタートしたのか。それは、介護や老後のトピックを、介護問題に直面する一歩手前から読者に届けたいと編集部が考えていたためです。また、編集者がバンギャルだったことも理由の一つです。

連載〈ヘドバンしながら老後を考える〉最新回が3月13日に公開!
好評連載中の〈ヘドバンしながら老後を考える〉。第11回のテーマは認知症。〈何もわからなくなる〉〈その人がその人ではなくなる〉など、何となく怖いイメージがある認知症について、専門家に素朴な疑問を投げかけ、知ることでモヤモヤを晴らします。
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/bangal/head_banging_11/