前作『Twin Plagues』(2021年)が各媒体で高い評価を得たノースカロライナ州アシュヴィルのインディー・バンド。デッド・オーシャンズ移籍作となるこの4作目は持ち味であるシューゲイザー・サウンドに加え、カントリーのテイストも強調した内容で、相反する2つの要素を見事に融合した、いかにも米南部のバンドらしい荒々しくもアーシーなオルタナティヴ・ロックが楽しめる。カーリー・ハーツマンのヴォーカルは以前にも増して感傷的で、時折聴ける彼女のエモーショナルなシャウトには聴き手の心を揺さぶる美しさが備わっている。ヨラ・テンゴやニール・ヤング&クレイジー・ホースの諸作にも通じる快作だ。