VOLOJZAがニューアルバム『割れた鏡が見た何か』を2023年5月3日にリリースした。
千葉を拠点に活動しているラッパー兼ビートメイカーのVOLOJZA(読み方:ボロジャザ)。VLUTENT RECORDSを主宰しており、同レーベルでの10年以上に及ぶ活動や、オルタナティブヒップホップグループのDie, No Ties, Flyでの活躍でも知られている。
VOLOJZAは、2021年にソロアルバム『其レハ鳴リ続ケル』をリリースし、同作に収録されたKID FRESINOとの共演曲“I LIKE YOU”が大きな話題になった。2022年は、同作をレコードでリリースしたほか、ビートメイキングに徹したインスト作品『BLACKSUMMER 2』を発表、Die, No Ties, Flyのpoivreのソロアルバム『So Far So Good』に参加するなど、精力的に活動してきた。
そんなVOLOJZAが、8曲入りの新作『割れた鏡が見た何か』をリリースした。本作には、先行シングル“真犯人”“favorite”“夢は枯野を駆け廻る”が収録されている。
『割れた鏡が見た何か』は、生活や価値観などの変化に対するVOLOJZAの心境の動きが反映された作品だとのこと。全曲のビートをVOLOJZA自身が手がけているが、“I LIKE YOU”などで聴けるサンプリングベースのプロダクションではなく、アナログシンセサイザーやドラムマシーンといったハード機材を主に使用して制作したのだという。スタイルは、トラップやグライム、フォンクなどに隣接するエクスペリメンタルヒップホップになっている。
また、ラップ面では、言葉を高速で詰め込むスタイルや緩く歌うようなフロウなど、様々なアプローチを披露しており、ビート・ラップともに多彩さを見せている。
さらに本作には、VLUTENT RECORDS所属のラッパー、doqとW.Oが客演。ミックスとマスタリングはKABEYAMが担当し、アートワークの写真はKazuki Hatakeyamaが撮影した。
VOLOJZAが新境地を切り開いた新作『割れた鏡が見た何か』。ぜひチェックしてほしい。
なお、アルバムのリリースの前日5月2日には、Poivreがプロデュースしたジャージークラブラップ“HARURANMAN”のリリックビデオが発表されているので、あわせてチェックを。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2023年5月3日
配信リンク:https://linkco.re/hg888rNU
TRACKLIST
1. 真犯人
2. 顔が濡れたら力が出ない
3. トンネル (feat. doq)
4. 寝るしかない
5. Favorite (feat. W.O)
6. 靄靄
7. 夢は枯野を駆け廻る
8. 前夜
プロデュース:VOLOJZA
ミックス、マスタリング:KABEYAM
アートワーク:VOLOJZA
写真:Kazuki Hatakeyama
PROFILE: VOLOJZA
VOLOJZA(ボロジャザ)は、日本のラッパーで、ヒップホップコレクティブ〈VLUTENT〉の中心メンバーであり、OGGYWESTのLEXUZ YEN、長崎のビートメイカー、PoivreとのオルタナティブヒップホップユニットのDie, No Ties, Flyのメンバーでもある。84年生まれの現在38歳。ラップのほか、ビートメイキング、アートワーク、自身のミュージックビデオ制作なども手掛けている。音楽性は幅広く、ヒップホップに多くを囚われつつ、独自のバランス感覚で他に類を見ない独自のスタイルを追求し続けている。2021年にリリースした、KID FRESINOを客演に迎えた楽曲“I LIKE YOU”がスマッシュヒットした。