激情を迸らせるのは1曲のみ。その他はピアノやアコギの音色を活かしたトラッド・フォーク調の曲が並ぶ7年ぶりの新作。自身のルーツであるニーナ・シモンやボブ・ディランに立ち返ることから制作は始まったそう。その中で鳴るポジティヴなビートやゴシック調の意匠は彼女ならでは。表題曲はパティ・スミスを連想させたりも。ジョン・パリッシュ(ギター)の歌声も渋い。
PJハーヴェイ(PJ Harvey)『I Inside The Old Year Dying』ニーナ・シモンやディランに立ち返ったトラッドフォークな曲が並ぶ新作
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