sagwonがアルバム『prescription』を2023年11月8日にリリースした。
2017年頃から新潟を拠点に活動を始め、オートチューンを使ったメロディアスなアプローチを多用したフロウを聴かせるsagwon。トラップを軸に、メロウなR&Bやロックなどを取り入れたサウンド、クロスオーバー感なく自然体で挑む音楽性が魅力のラッパーだ。
sagwonは、2020年のEP『eleventh』のほか、同郷のラッパーであるFoolsdayboyと組んだ“Fill up Tonight”などのシングルをこれまでにリリースしている。2022年にはFoolsdayboyとともにレーベル〈RUBiK〉を設立。同レーベルから『prescription』の先行シングル“Doppelganger”をリリースし、Foolsdayboyのセカンドアルバム『Gift for Fools』などにも参加してきた。
sagwonにとって初のアルバムとなる本作は、〈自分や他者が受けた肉体的・精神的な痛みに対する処方箋〉をテーマにしたものだという。トラップ系を中心にした統一感のあるサウンドで、ダークな序盤から繊細でエモーショナルな方向に向かっていくような作品になっているそうだ。
客演には、本作のエグゼクティブプロデューサーも務めたFoolsdayboyのほか、シングル“Build Top View”(2021年)でsagwonと共演したfuzzy、ハイパーポップ系ラップグループのChild Plate Peopsで活動する.Nico meloが参加。ビートはインターネットで購入したものが中心だというが、新潟のプロデューサーであるWooRockが4曲を手掛けている。
ミックスとマスタリングはDJ KOL(STB STUDIO)が担当し、アートワークはRUBiKに所属するイラストレーターのfu34shiが制作した。
なお、本作のプレスリリースを執筆したアボかどのnoteでは、アルバムの全曲解説を読むことができる。
国内のラップシーンの新しい息吹を感じるsagwonのファーストアルバム『prescription』。ぜひチェックを。
RELEASE INFORMATION
リリース日:2023年11月8日(水)
配信リンク:https://linkco.re/F5GPMTvH
TRACKLIST
1. Diva (Prod. by WooRock)
2. Throbbing pain (feat. Foolsdayboy) (Prod. by waytoolost)
3. limit (feat. fuzzy) (Prod. by Trevor Eights)
4. Sing a various (Prod. by WooRock)
5. relaxation (Prod. by WooRock)
6. pictrain (Prod. by malloy)
7. 理想郷 (Prod. by WooRock)
8. alone (Prod. by brizz)
9. lucid dreams (feat. .Nico melo) (Prod. by Jody)
10. titanic (Prod. by rossgossage)
11. prescription (Prod. by sketchmyname)
12. Doppelganger (feat. Foolsdayboy) (Prod. by woodruff)
エグゼクティヴ・プロデュース:Foolsdayboy
ミックス、マスタリング:DJ KOL(STB STUDIO)
レコーディング:STB STUDIO
アートワーク:fu34shi
PROFILE: sagwon
1999年生まれ、新潟出身のラッパー。MCバトルブームを受けてラッパーとしての活動を始め、Yo-Seaを聴いたことをきっかけにメロディアスなラップスタイルに開眼した。2020年にはEP『eleventh』をリリースし、現在は同郷のFoolsdayboyと共に立ち上げたレーベル〈RUBiK〉で活動。2023年には1stアルバム『prescription』をリリースした。メロディメイカーとしての才と柔軟なセンスを持ち、多彩なスタイルを現代のヒップホップとして自然体で聴かせる。