NYヒップホップのトップ・プロデューサーだったマーリー・マールとK・デフの師弟コンビが全面バックアップした、セヴン・ショーン(K・デフの従兄弟)とジョン・ドー(マーリーの従兄弟)によるラップ・デュオ。そのデビュー作として95年にワーナーからリリースが予定されながらもお蔵入りしていたアルバムが、このたび公式に発掘された。K・デフによる“How Nice I Am”やマーリーによる“Come Take A Ride”といった94年の先行シングルを筆頭に、楽曲は玉石混交ながらもその時代ならではのバチバチした熱気と弾力を備えたもので、歴史的な評価軸とはまた別の角度から輝きが感じられる。