米・ナッシュビルを拠点に活動するSSW、Madi Diazの6枚目のスタジオアルバム。WaxahatcheeのサポートアクトやHarry Stylesのツアーの前座を務めるなど注目を浴びる彼女の最新作は、フォークやカントリー~ポップスを成熟したソングライティングで堪能できる作品となっています。アコースティックギターのぬくもりを感じる“Get To Know Me”、Kacey Musgravesとの共演曲“Don't Do Me Good”は聞き逃せません。10年以上のキャリアを持つ彼女が作る本作は、瑞々しく優しさを内包する1枚です。

 


20年ほどのキャリアがあるナッシュヴィル拠点のシンガー・ソングライターで、『History Of A Feeling』(2021年)によって広く知られるようになったマディ・ディアズ。ハリー・スタイルズの北米ツアーに参加し、ケイシー・マスグレイヴスとのデュエット“Don't Do Me Good”も話題になるなど、それ以降の動きはさらなるトピック性を備えていたわけだが、アンタイから届いたこのニュー・アルバムは彼女への評価を一段上に引き上げるものとなるだろう。サム・コーエンとコンラッド・ライダーが共同制作に参加。アコースティック・ギターをメインにした簡素なラヴソングの連なりは名盤の風格をすでに備えている。