スピリチュアル・ジャズど真ん中、直球勝負の作品。古くからのUKジャズ・ファンはアラン・スキッドモア参加と聞けば、手に入れざるを得ない。70年代初頭、一瞬だけだが米国ジャズを追き!? 一矢を報いた81歳のUKの巨匠が、ノース・ウエストから出撃した66歳のUKジャズの逸材ナットをプッシュ。まともにやってます、何の衒いもなく、サックスに魂をこめ、繰り返すフレーズの中に、有名な〈情念〉とやらを込めて。いま、こんなに素直にジャズに没入できるミュージシャンも少ない。いいじゃないか! 好きなだけ吹いてくれ! 僕らは最後まで聴き切って見せる。決して70年代の未発表音源ではない、今、作られた!