2022年のミックステープを除けば通算4枚目となるオリジナル・アルバムは、全21トラック収録というフル・ヴォリューム。ブラッディ・ビートルーツを招いたロッキンな“Rolling”、ゆったりとしたトラックに緊張感が漲る“Thrill Again”、サブリナ・クラウディオを迎えて艶やかに仕上げられた“Settle For Less”、そしてクライマックスを飾る“Revelations”までさまざまなエレクトロニック・サウンドに魅了される。特筆すべきはアルバム全編にわたって彼自身がヴォーカルを披露していることで、この表現力豊かで透き通ったファルセットが作品をよりアーティスティックなものに押し上げている。