アウトキャストなどのマッシュアップ音源で噂の名前となった後、“Faded”の特大ヒットでグラミー賞ノミネートにまで至った新進クリエイターのEPが、登場から1年以上を経て唐突にフィジカル化。中性的なヴォーカルの程良い妖しさを備えたシルキーな今様のディープ・ハウスは、いまなお実体の見えないミステリアスな在りようを音像に転写したかのよう。良い意味でどの曲も同じような感じなので、深夜作業も捗ります。