海外大型フェスのメイン・アクトを務めたり、母国で主催したフェスを大成功に導いたりと勢いに乗るブラジリアンDJ/プロデューサーによるファースト・アルバム。表題曲で幕を開け、マグヌスをヴォーカルに招いた“Nothing Ever Changes”などのヴォーカル曲でしっかりと温め、彼の最大のヒット曲“Weak”で一つの山場を作ると、続く“Come Come”から後半はロンドン出身のリウ・ベイやイタリア出身のアルモニカらを招いてトランシーなトラックで攻めに攻める怒涛の展開。ポストEDMとして注目を集めるプログレッシヴ・ハウス~トランス・シーンを率いる資格は十分だ。