1997年ドイツ生まれのピアニスト、ユリウス・アザルのDGデビュー盤。ロシアの作曲家、スクリャービンとイタリアの作曲家、D.スカルラッティの鍵盤作品と、曲間に自作の“TRANSITION”(間奏曲)を2曲収録。時代も国も違う2人の作曲家を旅人にみたて、時空間を旅するように2人の楽曲のトラックを交互に配置。さながら物語を読んでいるときのように、つぎの展開が気になって聴いてしまう。プロローグとエピローグ=始まりと終わりは、スクリャービンのソナタで同曲を演奏。収録順にもこだわりを感じ、音色の異なった2台のスタインウェイを弾きわけることで、唯一無二の世界観を繰り広げています。