元アイシスのアーロン・ターナー率いるトリオの5作目は、結成10周年の節目を飾るのに相応しい超強力作だ。ポスト・メタル/スラッジ・メタルを煮込んだオーガニックなグルーヴは時に激しく、時に静かに突き進み、ここぞ!という場面でピークに達する緊張感は圧巻。全4曲76分、そのうち2曲が約25分に及ぶ大作だが、不定形なヘヴィー曼陀羅はクセになる。