ホール&オーツ解散を経て、デイヴ・スチュワートと久々に組んだ13年ぶりのソロ作。アトランティック時代の曲と言われたら信じてしまいそうな“The Whole World’s Better”や往年のロッキン・ソウル期の作風を思わせる曲などルーツ回帰的な側面が際立っているが、瑞々しさと成熟さを併せ持つ歌唱にとにかく感嘆せずにいられない。高品質なバラードも特筆すべきだろう。