作曲家/フルート/サックス奏者:ジャスミン・マイラの2024年作。彼女のメディテーションなアンサンブルはサン・ラの持つ〈土〉の匂いとは異なる〈水〉の流れ。〈ECM系ジャズ/エレクトロニカ/アンビエントが同一線上にある解放感ある音楽〉と称されるも納得。〈ロックダウン後のメンタル・ヘルスの葛藤を克服〉をテーマに、弦楽四重奏等をも加えた最大12人編成で制作された各曲は知的でメロディアス、深淵且つ高揚感溢れる新感覚スピリチュアル・ジャズの傑作。ええやんええやん。