ブルックリンを拠点に活動する21歳のSSWが、孤独の中で作り上げたデビュー作。レコーディング・ソフトで自分の声を重ね合わせ、広大で広がりのある合唱団を作り上げました。そんな独自のアプローチで作り上げた本作は、中世の合唱団や教会の聖歌隊、コンテンポラリー・フォークなどの影響を受けており、音楽面ではケイト・ブッシュのようなアヴァンギャルドな印象を受けました。アーティスティックな音像と重層的なヴォーカルは、知的好奇心を刺激されます。従来のフォーク・ミュージックの型を破る事になるかもしれない、創作意欲に満ちた作品です。