ベルリン・フィルのホルン奏者サラ・ウィリスの人気シリーズ〈モーツァルトとマンボ〉。このシリーズでサラがキューバのミュージシャンと結成したバンド〈サラバンダ〉が、今回番外編としてキューバの名曲などを演奏したアルバムが登場。リズムにワクワク、心の中で踊り出したくなる感じ。サラのホルンがメインを受け持っていることも多いけれど、良い意味で目立ちすぎず、あくまでサラバンダの一員として、音楽を楽しんでいるのが伝わる。陽気な掛け声も入って、どの曲も編曲が絶妙! 楽しい! ビゼーが作曲した歌劇「カルメン」の“ハバネラ”は、キューバ色濃いめなリズム、予測できないアレンジが面白い。