カウボーイ・ハットを被って、アメリカーナ寄りになった2年ぶりのセカンド・アルバム。人気インフルエンサーのエマ・チェンバレンとの破局を主なテーマに据えつつ、フェイクなLAに対する批判や自身のダメっぷりをほのぼのと魅力的に描き出す。リジー・マカルパインとのデュエットをはじめ、温かなレイドバック感に包まれているが、ピリッと皮肉やスパイスも効いている。