自身のマグショットをジャケにするのも悪名高いロニー・ラドクならでは。『Coming Home』(2017年)以来7年ぶりのアルバムは、もともと2019年に人気の“Popular Monster”を発表していた頃から計画はあったのだろうが、その間にギタリストのデレク・ジョーンズが急逝したり、メンバーの出入りがあったりしつつデンジャーキッズのタイラー・スミスを共同プロデューサーに迎えて制作は進められ、“Zombified”や“Voices In My Head”といった間のシングル群も盛り込む強力な仕上がりとなった。カントリー歌手のジェリー・ロールとの“All My Life”、ラッパーのテック・ナインらを交えた“Ronald”も光る。