独自の音響世界を深化させ続ける才人、ロバート・ヘンケによるプロジェクトの4年ぶりとなる11作目。アイデアを生み、試行錯誤を重ね、形にしていく場所=スタジオをテーマに、愛用のハードウェアやシンセを用いて生み出されたプロダクトは彼の近年の歴史を表しているとも言える。丁寧に作り込まれた“Global Transport”は人物像まで透けて見えるようだ。