公私にわたるパートナーのミミ・パーカーを亡くしたアラン・スパーホークがその悲しみのなかから作り出したソロ・アルバム。シンセ・オリエンテッドなサウンドは、ミミとやっていたロウのスロウコア・サウンドを知っている者には驚愕の一言。NYパンク界隈の異色デュオだったスーサイドを連想させながら、トランシーなものからポップなものまで曲の振り幅はなかなか広い。