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ライブではその瞬間に起こっていることに話しかけるだけ

――サウンド面ではどのように感情を描いたのかお伺いしたいです。たとえば7曲目“Someone Asked Me How I’ve Been”のアウトロの高揚感は格別だと思います。

「このアルバムの目標の一つは、バンドメンバー個々のミュージシャンとしての才能を見せることだった。僕がディレクションできるのは、演奏者が各々の判断をするまでの部分。そのためにできる限り余白をつくりたいと思う。

“Someone Asked Me How I’ve Been”では、クリストファー・エドモンソンがその日最高のサックスパフォーマンスをしてくれたんだ。彼はいつだって最高のミュージシャン。部屋で演奏したとき、彼はワンテイク録って、もうワンテイク加えて、さらにテイクを積み重ねていった。即興でやり直しもせずにね。僕は何も書いてないよ。彼は次から次へと吹いていった。それはそのとき彼が感じていたことの表現なんだ。彼が何に集中していたのかはわからないけど、それは間違いなく〈何か〉になっていた。だって曲のその部分を聴くと、僕もエモーショナルになるから。強烈だよ」

――演奏や編曲面で影響を受けた音楽や、メンバーと共有した音楽について教えてください。

「メンバーの何人かは長い間知り合いで、ずっと一緒にジャズを演奏してきたんだ。彼らはみんなジャズプレイヤーで、ジャズを研究することに人生を捧げたミュージシャン。だから共通のインスピレーションとしてオスカー・ピーターソン、バド・パウエル、ジョン・コルトレーン、マックス・ローチ、チャールズ・ミンガスのような往年の素晴らしいジャズをシェアしてる。僕たちはみんなそういった音楽との深くて美しい関係性を持っているんだ」

――チャールズ・ミンガスといえばカナダのレジェンド、ジョニ・ミッチェルとの交流も思い出します。

「もちろんジョニ・ミッチェルも大好き。『Mingus』というアルバムはジャズの要素をフォークのアイデアとミックスするという点で大きなインスピレーションになったね」

――ジャズでベストを挙げるとしたら誰になりますか?

「何十年もの歴史の中で最も偉大なジャズミュージシャンは、誰もが知ってるチャーリー・パーカーだと思う。前から好きだったけど、深く聴くようになるまでは彼がベストだってわからなかった。僕たちはみんなバード(チャーリー・パーカーの愛称)が大好きだよ。彼が一番」

――最後の質問になりますが、日本のビルボードライブでの公演が決まっています。どのようなライブになりそうですか。

「着席形式のベニューだから、そういうセッティングにふさわしいアプローチをするつもり。自分たちをそのシチュエーションや環境にぴったり合わせる即興演奏が心地よいんだ。僕たちがプレイする音楽が、自分たちの居場所やそこにいる人たちを映し出すと思う。友人や家族も連れて行くつもりだし、その瞬間に起こっていることに話しかけるだけ。

冬の時期になって、モントリオールはすごく寒くて雪が降りがちだから、僕たちのエナジーは少しゆったりしたものになるかもしれないけど、ライブに向けて集中してみるよ」

 


RELEASE INFORMATION

JONAH YANO 『Jonah Yano & The Heavy Loop』 Innovative Leisure(2024)

リリース日:2024年10月4日(金)
配信リンク:https://orcd.co/wlqendx

■LP
品番:IL2122LP
価格:5,990円(税込)

■CD
品番:IL2122CD
価格:3,290円(税込)

TRACKLIST
1. Devotion
2. Concentrate
3. No Petty Magic (feat. Helena Deland, Ouri)
4. Romance ESL
5. Snowpath (feat. Clairo)
6. The Language Of Coincidence
7. Someone Asked Me How I’ve Been
8. The Heavy Loop

 

LIVE INFORMATION
Jonah Yano

2025年1月6日(月)ビルボードライブ大阪(1日2回公演)
1stステージ 開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ 開場/開演:19:30/20:30

2025年1月8日(水)ビルボードライブ東京(1日2回公演)
1stステージ 開場/開演:16:30/17:30
2ndステージ 開場/開演:19:30/20:30

■チケット料金  ※飲食代金別
【東京】
DXシートDuo:20,000円(ペア販売)
Duoシート:18,900円(ペア販売)
DXシートカウンター:10,000円
S指定席:8,900円
R指定席:7,800円
カジュアルシート:7,300円(1ドリンク付)

【大阪】
BOXシート:18,900円(ペア販売)
S指定席:8,900円
R指定席:7,800円
カジュアルシート:7,300円(1ドリンク付)

■発売日 
2024年10月10日(木)正午12:00=Club BBL会員・法人会員先行(ビルボードライブ)
2024年10月17日(木)正午12:00=一般発売開始(ビルボードライブ/e+/ぴあ)
*チケットはビルボードライブ公式HPおよびプレイガイド(e+・ぴあ)にてご購入いただけます。
*ビルボードライブ公式HPでチケットをご購入いただく際にはHH cross IDへの登録(無料)が必要となります。
*HH cross IDとは阪急阪神ホールディングスグループが提供する様々なサービスを、ひとつのIDでご利用いただくためのIDです(https://www.hhcross.hankyu-hanshin.jp/ 参照)。

 


PROFILE: JONAH YANO
広島生まれ、現在はモントリオールを拠点とするシンガーソングライター。幼少期からピアノやギターに親しんで、2016年に携帯電話での作曲&録音をスタートした。カナダのバンクーバーからトロントに引っ越した2016年より自身の楽曲をオンラインで発表するようになる、程なくしてトロントの地元音楽シーンで注目されるようになった。その後、ソングライティングやボーカルなどのテクニカルなスキルの向上に勤しみ、2018年にはトロントのデュオであるマネーフォンの楽曲“On Lock”に参加。アンダーグラウンドなシーンにおいてその名を広めるきっかけになった。そして、ジョセフ・レトランジェをプロデューサーに迎えた1stソロシングル“Rolex, The Ocean”を発表。EPの制作に取り掛かり始めた頃にケンドリック・ラマーやサンダーキャットらとの共演歴もあるトロントの実力派ジャズバンド、バッドバッドノットグッドを紹介され、EPの表題曲になった“Nervous”にてコラボレーションを果たす。EP『Nervous』をリリースした後、バッドバッドノットグッドとマジェスティックスの名曲“Key To Love (Is Understanding)”のカバーを発表。そして、バッドバッドノットグッド名義の楽曲“Goodbye Blue”で再度コラボを果たした。2020年7月、デビューアルバム『souvenir』をリリース。中国系カナダ人ミュージシャンのモンスーン、FUJI ROCK FESTIVALへの出演経験もあるジャック・グリーン、そしてバッドバッドノットグッドなど多彩なアーティストのほか、幼い頃の別離を経て15年ぶりに再開した実父であるテツヤ・ムラオカが参加(父親と再会する様子は“Shoes”のMVに収められている)。『souvenir』は各メディアでも高い評価を受け、The FADERやBillboard、Complex、Exclaim!などで紹介されるとともに、故ヴァージル・アブローやジャイルス・ピーターソン、ベンジ・Bといった著名人からも注目され、SpotifyやApple Musicでも100万回以上の再生回数を記録した。同年にYouTubeで高い人気を誇る動画シリーズ〈A COLORS SHOW〉に出演。引き続きHighsnobietyやNMEといった人気メディアに紹介され、ジェシカ・プラット“This Time Around”のカバーをリリースした。その後、時間を置いて2023年1月にリリースされたのが2ndアルバム『portrait of a dog』だ。また注目のシンガーソングライター、クレイロのツアーにおいてフロントアクトを務めることも発表されるなど、その歌声は著名人を含めた多くのリスナーの心を掴んでいる。