広島生まれ、カナダ育ちのジョナ・ヤノがサード・アルバムを発表。ローファイな質感のサウンドが印象的で、ほのかに郷愁的な雰囲気を醸している。終始漂うジャズの香りはチェット・ベイカーを想起させ、随所で顔を覗かせるフォークのスパイスに触れるとニック・ドレイクが脳裏に浮かぶ。感情の機微を艶かしい歌声で紡ぐ“Snowpath”にはクレイロが参加。