1976年にリリースされた『オウンラインズ』と1978年にリリースされた『ザ・ビギニング』の紙ジャケリイシュー盤である。『オウンラインズ』はリトル・フィートのような曲調のナンバーでスタートして時代の雰囲気がよく分かる。『ザ・ビギニング』の方は、今度はフュージョン要素も濃いアレンジが施されているのがこれまた時代の雰囲気がよく分かる。どちらもバックの演奏が素晴らしい。麻生レミさんのヴォーカルも無暗にシャウトするのではなく、ぐっと抑えたような唱法で、あの頃のサウンドに身を委ねるには最適な2枚ではないだろうか? あの頃を知らないリスナーにもお勧めだ。