USプログレ・メタルの雄による11枚目のアルバムは、前作に続きコンセプチュアルな作風を継承。今作は喪失をテーマに据え、哀調を帯びたメロディーで感情移入を誘う。とはいえ、甘美なポップセンスも随所で光っている。ヘヴィーな躍動感を叩きつける“Blind Side Sonny”、ドラムンベース的なアレンジを仕込んだ“Play The Poet”など曲幅も豊かで良質曲が勢揃い。