ナイジェリアのシンガーから2年ぶりの2作目が到着。メロウなアフロビーツを次々と繰り出す全16曲は極めて洗練された聴き心地で、英語とヨルバ語を駆使するフロウも切り替わりに気付かないほどスムースに耳を滑っていく。ゴスペル・クワイアを招いて厳かさを演出する“In Jesus Name”もどこか爽やかな聴き心地で、この一貫した清涼感こそ彼の美点だろう。