TikTokで“Messy”がバズったことも記憶に新しいサウス・ロンドン出身のアーティストは、サード・アルバムである本作でこれまで以上に赤裸々な姿を見せている。“F**K EVERYONE”では〈好きでもない男とヤりたい〉と歌い、〈人生なんてクソみたいなもん 特に全部クスリで吹き飛ばしたら〉と紡ぐ“Not Like That Anymore”は、コカイン漬けだったというかつての自分を題材にした曲だ。アヴリル・ラヴィーンのようなポップ・パンクの側面が強い曲群は懐かしさを感じさせるが、そこにフォークやソウルの要素も込められる軽やかさはローラ・ヤングの特色だ。