カミソリのように鋭い歌とソングライティングで注目を集めるヴァージニア出身の気鋭が3作目を発表。マンチェスター・オーケストラを迎えた“Cursive”やストリングスを導入した“In My Arms”など趣向を凝らした演出が随所で目に付くが、最大の聴きものは静と動を行き来しながら感情の振幅を鮮やかに描き出すヴォーカル表現だろう。特にバラード系は至高の味わい。