オーストラリア出身のハッチーことハリエット・ピルビームのサード・アルバム。ハッピー・マンデーズのようなマッドチェスター・サウンドを想起させる“Anemoia”、コクトー・ツインズに通じる幻想的な音像を描いた“Only One Laughing”など、80〜90年代前半のUKロックの影響が随所で感じられる。作品全体を覆う甘美なサイケ感が心地良い。