街での人々の足音や口調は歴史や文化又は政治や経済をも反映した雑踏としてリズムとなる。全ての国に時代を反映する歌があるように。〈音楽は都市と人びとの移動の歴史とともにある。ジャンルとジャンルの“混じりあい”が音楽の面白さを生んできた。〉と本書にあり、18編のエッセイと2編のインタヴューより構成。各国の街や土地の音楽の背景にある歴史にも言及。地理的、歴史的、文化的観点からブエノスアイレス、ブダペスト、パナマ、ブリストル、那覇など章により多角的に紐解く。時代を越え親しまれる音楽を、現地に精通した研究者やライター、音楽家達が紹介する都市エッセイ。ええやんええやん。