ガーナ国内で高い評価を獲得し、近年は海外からも注目を集めるラミシの2ndソロ・アルバム。母国の言語や伝統のリズムを現代的に昇華してる点はこれまで同様だが、アフロ・ポップ~ソウルな前作から一変、彼女の地元ガーナ北部に伝わる手拍子文化をリズムの核に据えた実験的作品となっている。楽曲構成はミニマル、歌い上げることはせず、ヴォコーダー処理やアンビエンスが施され反復されるそのヴォーカルは、テクスチャーの一部として扱われているような質感。伝統音楽を解体し、シンセやプログラミング、ラップ的フロウといった現代的パーツに置き替え、ポップのフォーマットで再構築したサウンドはポリリズミックでフアナ・モリーナにも通じる。