2026年6月24日(水)、北山宏光(Hiromitsu Kitayama)が3rdアルバム『ULTRActi:on』をリリースし、タワーレコードのキャンペーン〈タワラブ!〉に登場する。同作には、4月22日にリリースされた4thシングル表題曲“ULTRA”をはじめ、TenTwenty提供のリード曲“ICY”など、全12曲を収録。〈今の北山宏光〉を知る上で欠かせない作品となっている。そんな同作について、北山本人にインタビューを実施。たっぷりと語ってもらった。
今の北山宏光をギュッとまとめた『ULTRActi:on』
――前回取材でお伺いさせていただいた『ULTRA』をリリースされて約1カ月、反響はいかがですか?
「ご飯屋さんやスーパーなどで流れているのを聴いた、という声が多くて。RED ONになって良い意味で広がりが出て、僕の曲をふと耳にしてくれる人が増えているんでしょうね。……とX(旧Twitter)を見ていて思いました(笑)。
あとは〈笑顔になれるのに泣ける〉という、まさしく僕が作りたかったものが伝わっているみたいで、よかったなと思います」
――そして6月24日には、早くも3rdアルバム『ULTRActi:on』をリリースされます。タイトルは北山さんが考えられた造語とのことですが、どういった流れで誕生したのでしょうか。
「4月に“ULTRA”で新しいスタートを切りましたが、〈LとRを取ったらUTA(歌)が残る〉という“ULTRA”の思いは、アルバムにも繋がるものになると思っていました。そこに、今自分が活動している〈俳優=act〉、〈動いて行動すること=action〉、新しいスタートの場となる〈RED ON=on〉が混ざっている言葉です。今の自分の活動をギュッと1つにまとめようと考えた時に、〈『ULTRActi:on』っていいじゃん〉と出てきました。音の響きもいいなと思っています」
――ということは、“ULTRA”が生まれた後にできた言葉なんですね。リリースのスパンが速かったので、一連の流れとして考えられていたのかなと思っていました。
「僕の中では“ULTRA”を出した時点で、一回提示し切ったつもりだったんです。でも、よく考えると繋がっているなと思って、〈ULTRActi:on〉という言葉が生まれました」
――この言葉にはさまざまな意味や意志が込められているとのことですが、お話しいただいたこと以外にも込めた思いがあるのでしょうか。
「“ULTRA”からの意志が繋がっていて、さらにaction=動かしていこうという思いはありますね。で、RED ONの〈on〉はスイッチを入れる、これからスタートを切る、という思いも込めていて。そういった諸々を1つにまとめるパッケージを作ったイメージですね」

血の通い方が濃いアルバム
――では、曲もタイトルが生まれた後に集められた?
「そうですね。“ICY”は元々ありましたが、それ以外は後からですね」
――というのも、全曲拝聴するといろんなテイストの楽曲があるのに一貫性も感じていて。どういうことを考えながら制作をされたのだろうか、と。
「あー、なるほどね。僕の場合はライブありきなので〈ライブでこういうことができたらいいな〉、〈ライブでこういう曲をやったら映えるな〉などは一貫して考えています。
「リード曲の“ICY”も、斎藤(宏介)くんが〈HIROMITSU KITAYAMA「ZOO」〉(2024年の全国ツアー)を見に来て書いてくれました。〈北山くん、こういう曲があったらお客さんと盛り上がれていいかも。思い浮かんだから今度書くね〉って言ってくれて。その後アルバムをリリースするにあたって〈斎藤くん、アレってどうなった?〉と連絡したんです(笑)。そうしたらすぐに作ってくれて、聴いてみたらめちゃめちゃ僕好み。中毒性と日本語の綺麗さ、並びが素晴らしくて。これはちゃんとパッケージにしたほうがいいと思っていたのですが、シングルなのか、アルバムのリードなのか、時期を見ていました。で、今このタイミングで満を持して出した、と」
――なるほど。
「あと、一貫性を感じたのは曲を書いてくれた方々が、僕が歌うことをイメージしてくれたからだと思うんですよね。例えば、“BUGlitch”の制作をしてくれているNatsumiちゃんは、〈ZOO〉ツアーでギタリストをしてくれていた人なんです。Natsumiちゃんと0C、あともう1人(ドラマーのSAE)、計3人でDARUMA Rollin’というバンドを組んでジャカルタで活動をしていて。〈楽曲ができたので聴いてください!〉と言われて聴いてみたら、すごくかっこよかったんですね。
で、その時にちょうど『AKIBA LOST』のゲームプロデューサーと主題歌の話をしていて、まだ決まっていないということだったので〈コンペに出してもいいですか?〉と立候補をしました。それをNatsumiちゃんに話して、僕が歌うイメージで書いたと送られてきたのが“BUGlitch”。だから血の通い方が濃いんだろうなと思います」
――完全提供曲でも北山さんの血がちゃんと通っている。
「そう、そう。“BUGlitch”もそうですが、“ASATSUYU”も僕が手を加えていないんです。というのも、僕が自分の言葉を入れてしまうと綺麗さが損なわれると思ったから。完成している世界観のまま、ライブの演出と歌で僕のものにしていくというプロセスを選択しましたね」
――こころなしか収録順もセットリストっぽいなと感じたのですが、それは〈ライブありき〉という部分が影響していたりするのですか?
「そこは関係ないかも(笑)。ただ、セトリもアルバムの収録順も、繋がりがよくないと気持ち悪いじゃないですか。あえてハズすならいいんですけどね。今回も気持ち悪さが残らないように、実際聴きながらああでもない、こうでもないと何パターンか作ったうちの1つがこれですね。どちらかといったらストーリーよりも、〈こう繋がったら聴いている方が楽しいだろうな〉という音を重視しました。
“ULTRA”は最後と決まっていたのですが、“ULTRActi:on”という曲がないじゃないですか。なので、『ULTRActi:on』の裏テーマ的な“DREAM EATER”を1曲目に持ってきて、“RED STORM”と続けて世界観を作って、そこから派生させて。11曲目の“ICY”で一回締めて、さらに“ULTRA”が続く、という」
