新しい風を吹き込むレーベルで重要な作品を生み出してきた北欧のアーティストたちのサウンドにはある種の建築物のような、時を経てもどこか未来的な空気感があってそこに惹かれるのですが、この一枚もそんな魅力に溢れる注目盤です。映画、ドキュメンタリーのサウンドトラックなども多数手がけるスウェーデンのピアニスト・作曲家による〈熟成〉を意味するタイトルがつけられたジャズ・アルバム。控えめな電子音が漂う静謐なサウンドの中で表情豊かな管の音色が鳴り響くところなどはECMの名作を思い起こさせますが、声や打楽器も効果的に配されて高揚していく気持ちよさは新たな境地です。
セバスチャン・アンドレウ・ベルイストローム(Sebastian Andreu Bergström)『Solera』ECMの名作に通じるスウェーデンのピアニストによる注目盤
ジャンル
ジャズ