全国のタワーレコードの音楽好きな店長が今おすすめしたい1枚をピックアップし、店頭やオンラインで展開する企画〈マスターズチョイス〉。Mikikiでも選盤とコメントを月~金曜日に毎日紹介します。本日は、吉祥寺パルコ店の村越辰哉さんがアマニ・バーナム『Roots & Wings』を推薦。 *Mikiki編集部
ピュア過ぎるジミヘン憧れが眩しい21歳のデビュー作!
下手にオリジナリティを混ぜられるよりも、ピュアにオマージュを貫いている姿のほうに惹かれてしまうのがリスナーとしての正直なところ。本作のアマニ・バーナムくんもジミヘンの奏法作曲を研究して、オリジナルを作ったら見事にジミヘン風になったしまった感が憎めない。むしろジミヘンリテラシーが高い方ほど楽しめる。“Stone Free”“Killing Floor”系高速カッティングの①⑤、“Little Wing”“Angel”などの叙情系の⑩、歌の締めが〈♪Kiss the sky〉ってまんまやろ! と突っ込んであげたい③もジミヘンイディオムのハイブリッド。ジミ解釈でハマりがちな〈重い、長い〉に行かない、いい意味で軽量級な仕上がりがアルバムの聴き心地にプラスに作用。ジミというよりCCR味もあるの爽やかカントリーロック風の⑦、“Crosstown Traffic”を軽めに解釈した⑪あたりはアマニならでは。で、ラストの⑫に8分近いブルース(終盤にスローからアップにギアチェンジ!)で存分に腕前みせつけやがって、アンタ、気に入ったぜ!
